ミャクミャクがデザインされた関西万博ラッピングトレイン〜近鉄 9820系が入線!

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近鉄 9820 関西万博ラッピングが入線

グリーンマックスの完成モデル 近鉄 9820 関西万博ラッピングトレインが入線しましたので、整備〜入線走行シーンを紹介します。

8A系も登場し最新の一般車両系列ではなくなった 9820系ですが、まだまだ新しい部類の系列です。
関西鉄道会社各社で関西万博ラッピングの車両が登場していますが、9828編成にもラッピングが施され、2023年末から運行されています。今回グリーンマックスから発売されたラッピング編成が入線しましたので紹介します。

鉄道会社・系列近畿日本鉄道 9820系
編成6両編成 (9828F)
模型メーカーグリーンマックス
製品品番50800
発売日2025年 7月
定価48,180円 (税込)
導入した車両の編成・製品概要
アンディ
アンディ

限定品としての発売のため、在庫を扱っている店舗は少なさそうです。すでに入手が難しいと思われます。ご了承ください。

編成

今回導入した 9820系は以下の 6両編成です。
モーターは中間のモ9628 に搭載されていて行先表示やヘッドライト・テールライト、標識灯 (左右両方) が点灯します。

大阪難波・京都 ←ク9728モ9828モ9628サ9528モ9428ク9328→ 近鉄奈良・天理・橿原神宮前
>M<
導入した編成

シリーズ21 車両はテールライト・標識灯の位置がボディ下のため、標準では TN カプラーに対応していません。
加工することで TN カプラー化を施します。今回は奈良方のみ対応しています。

TN カプラー化は加工が必要ですが、他系列との併結も実現したい。

車両の入線前整備

入線前に付属パーツを取付け、ステッカーを貼付けます。
また、奈良側のダミーカプラーを TNカプラーに交換し、室内照明を組み込みます。

ヒューズボックス、アンテナ、前面幌枠の取り付け

ヒューズボックスとアンテナ、幌枠を取り付けます。

付属のヒューズボックスや幌パーツ。

必要に応じて少量の接着剤を利用して取り付けますが、基本的には不要と思います。

ヒューズボックスを取り付けた状態。

前面には幌パーツを取付けます。幌と幌受けを区別して取付けます。難波側 9728 が幌、奈良側 9328 が幌受けです。

前面に幌パーツを取付けた様子。

ステッカー類の貼り付け

行先表示ステッカーとして、以下のような種別が含まれています。
普通 大和西大寺、普通 東花園、普通 東生駒、普通 尼崎
区間準急 大阪難波、準急 新田辺
急行 京都、急行 橿原神宮前、急行 大阪難波
快速急行 奈良、快速急行 神戸三宮、快急 奈良、快急 神戸三宮

阪神線用の青地の快急表示も含まれていますね。今回は 快速急行 神戸三宮 を選択しました。

側面の行先表示には「弱冷車」表示も含まれています。モ9428 が弱冷車になりますので、モ9428 には弱冷車表示のあるものを活用しました。

付属のステッカー。行先表示以外に優先座席表示などが含まれる。

他に優先座席表示と弱冷車、車椅子マークとベビーカーマークが含まれています。
説明書で位置を確認して貼り付けていきます。

行先表示ステッカーは前面窓ガラスパーツを外して貼り付ける。

先頭車両への TNカプラー取付け加工

TNカプラーの取り付け加工については、9020系への取り付けと同じ方法で対応可能です。以下の記事を参照ください。TNカプラーは最新の JC7258 を利用しています。

近鉄シリーズ21 TNカプラー対応&モーター付き 9020系入線

室内照明の組み込み

TN カプラーの取付けの際にボディを外しているので、そのタイミングで先に室内灯を取り付けておくとよいです。

基本的には説明書に記載の通り、スプリングを取り付けて利用します。先頭車に関しては室内灯の両端 1ブロックは利用しないため、カットします。中間車両はカットせずに利用できました。

説明書の図面と少し違って丸い穴が空いている部分にうまくスプリングを通す必要があるため、ボディを取り付ける時に横から確認しながら床板を戻す必要があります。

ボディと床下を並べてスプリングの位置を確認しておく。

グリーンマックス製の室内灯のカットですが、なかなか基板が固くて大変です。
一息に切断とはいかないため、Pカッターや金属用のニッパー(★プラ用は利用しないこと)で少し基板に切り込みを入れます。ある程度切れ込みが入れられればニッパーで数mm 切断しにいくと全体が切り込み位置で割れるので、比較的カットしやすいです。穴の空いている位置で割れやすいので気をつけます。

TNカプラーを取り付け室内照明をつけた状態。

走行シーン

9820系単独でも目を惹きますが、9020系との併結シーンも撮ってみました。ぜひご覧ください。

純正オプション

用意されている純正オプションをまとめておきます。
中間部用の貫通幌パーツが用意されていますが、今回は利用していません。
ウェイトは車両が他社製品と比べると軽いため、勾配でスリップするなど粘着力が欲しい場合に組み込みます。室内灯を組み込むとそれなりに編成の重量はふえるので、低速時の走行にもメリットはあるように思います。

純正オプション

グリーンマックス 品番 8461 室内照明ユニット(狭幅・白色)(2本入り)(*)

グリーンマックス 品番 8623 貫通幌(角型・私鉄中間部用B)

グリーンマックス 品番 8311 コアレスモーター動力ユニット用補助ウェイト(4個入り)

(*) 室内灯は4本入り 品番 8462 、10本入り 品番 8463 も用意されています。必要数に応じてお得なセットを購入できます。

さいごに

関西万博、皆様は行かれましたでしょうか。
行かないにしてもラッピングトレインの模型化に際しては、万博のライセンスを取得していて、売上の一部は万博に活用されているそうです。そんな形での貢献もありといえばありですね笑 製品代が少し高いのはネックですが・・

TN カプラー化は今後も多々出番のある加工になると思います。少しでも簡単にできるようになると良いですね。

皆様の鉄道模型ライフがより良いものに、そしてハッピーなものになりますように!

※ 上記はラッピングのない 9820系です。