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グリーンマックス 近鉄 8600系 入線レビュー
グリーンマックスの完成モデル 近鉄 8600系 の 6両編成を購入しましたので紹介します。
近鉄 8600系の6両編成がグリーンマックスから発売され、入線しましたのでレビューです。
鉄道会社・系列 | 近畿日本鉄道 8600系 |
編成 | 6両編成 (X69) |
模型メーカー | グリーンマックス |
製品品番 | 31711 |
発売日 | 2023年 5月 |
定価 | 35,200円 |
編成は以下のような6両編成。走行のための動力は中間の 8670 に入ってます。
標準でヘッドライト、テールライト、標識灯が点灯します。標識灯は左右両方点灯(快速急行表示)です。
8119 8669 8170 8670(M) 8169 8619
近鉄の奈良・京都線系統で長年活躍する 8600系。自身が学生の頃はよく乗ってました。
近鉄で VVVF インバータ制御車両が出てくる前の一般車で、登場当時から 6両編成というのはかなりレア。おそらくこの 8600系一本くらいしかないのではないでしょうか。8600系全 86両の内 80両は 4両編成です。改めて見ると思うより本数多いですね。年数回程度なのですが、近鉄京都線に乗ると 8600系が結構くる印象です。そしてなんの縁か GW に近鉄乗ったらまさにこの編成が来ました(笑)
モ8669 は下枠交差型のパンタグラフを装備していて、その他 2両のM車は菱形パンタグラフと、編成中に 2種類のパンタグラフを装備するのも面白いです。本模型製品でもちゃんと再現されてます。
アンテナ、ヒューズボックス、幌パーツが付属します。これらは所定の位置に取り付けます。
4両のセットにはドローバーも付属するようですが6両セットには付属しません。いずれにしても TN カプラー化するため、使用しません。
前面、側面の行き先表示ステッカーは、今回は「急行 | 京都」を選択。なお、快速急行表示は含まれてませんでした。必要な場合は他のセット付属から流用するか、別途調達してくれということなのでしょう。
この状態でもレイアウトで走らせて楽しむには準備OKですね!
今回はオプションとして TN カプラーと室内照明を取り付けます。
6両編成に室内照明取り付けると結構良いコストかかりますが、今回ははじめから取り付けました。
グリーンマックスの幅狭・白色の室内照明を4本入り(品番8462) と2本入り (品番8461) を利用します。
ポポンデッタの室内照明を結構気に入ったのですが、なかなか在庫がないんですよね、、いつも手に入れば良いのですが。。
さて、室内照明の取り付け自体は本製品は両面テープでの天井への貼り付けとなります。
車体と床下を取り外して組み込みますが、必要なサイズに室内照明をカットする必要があります。
以下のように集電スプリングを差し込む位置を並べて確認しておきましょう。
なお、実際に確認してみると先頭車は室内照明の両端側1目盛り分、中間車はスプリング取付側の1目盛り分をカットするとちょうど良さそうでしたのでそうしてます。
ちなみに、グリーンマックスの基板は他社のと違ってめちゃめちゃ堅くてカットしづらいという欠点があります。Pカッターで切れ目を入れて金属ニッパーでカットと説明書に記載ありますが、個人的には鋸で切断する方が楽でした。以下のピラニア鋸ってやつですが、木材以外にも使えて持ってると役立ちますので、紹介しておきますね。
※くれぐれも木工用の鋸は使わないようにお気をつけください。
そして意外と気をつけておかないとミスしやすいのがスプリングの取付の向きです。説明書にもそこまではっきりとは記載されてなかった(以前購入してた手持ちなので最近は未確認)のですが、少し太くなっている側が基板(照明)側です。逆にするとうまく通電しないのでお気をつけください。
6両全部組み込んで点灯確認。
そこで気付いたのですが、いつの間にか行き先表示部分が点灯できるようになってましたね。
実はステッカーを貼る時にも気付いてたのですが、窓ガラス同様になってました。暗くしてみると下のように良い感じに行き先表示が浮かび上がります。これは良いですね!室内照明を取付したくなるのではないでしょうか?
8両、10両と他の編成との組成も視野に、先頭部分には TN カプラーに交換します。
利用するのはトミックスの JC25 を 2つ。JC25 は2段の電気連結器になってますが、写真のように電気連結器は1段にカットしておきます。
先頭車両の床下を取り外し、カプラー部分を取り外します。
以下のように、ダミーカプラー部分を外しますが、少量ですが接着されているので、カッターナイフでスカートつきのベース部分(右)からカプラー部分(左)を引き離してやるようにして外しました。ちょっと時間かかるかもですが、慌てず慎重に。
次にTNカプラーをベース部分から取り外し、先ほどのスカートつきのベース部分に取り付けます。
連結器部分をまずスカート部分に内側からくぐらせて、ベース部分に押しつけるようにすると比較的すんなりと組めると思います。
現在レイアウト工事中のために、影響のない部分を使ってちょっとだけ運転。ひっかかりもなく、走りますが、慣らせばコアレスモーターらしいなめらかな低速運転も出来ると思います。早くレイアウト工事終わらせないと・・・
あと急行の行き先表示を選択したので、標識灯も急行表示(右側のみ点灯)にしなくてはですね。。いつか検討します笑
近鉄では比較的系列としては車両数の多い 8600系。来年には新型車両が導入されると発表されており、非VVVF の従来車の減少が予想されます。唯一の6両編成、ちょっと6両は長すぎる、、という場合も4両編成もラインナップされてます。
VVVF 車と併結することで近鉄らしい編成を模型でも再現出来ます。そして特急型車両を盛り上げるのも一般車あってこそ。
特に近鉄ファンの方はいかがでしょうか。
皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!