近鉄 12200系 トミックスより発売&10両入線!走行シーン動画も!

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近鉄 12200基本セット+増結セット 10両入線!

近鉄 12200 系特急が 2025年 1月末に発売となりました。
編成の選択とベンチレーターなどのパーツ取り付け、さらに TN カプラーや室内照明の取り付けについて紹介します。
他系列を併結した 10連特急や ALL 12200系の 6両特急走行シーンも紹介します!

昨年、トミックスから発売されるという発表を受けて待ちに待ったという方も多いのではないでしょうか。近鉄 12200 系特急が 2025年 1月末に発売となりましたので、TN カプラーの取り付け他、他系列を併結した 10連特急や ALL 12200系の 6両特急走行シーンも紹介します!

鉄道会社・系列近畿日本鉄道 12200系
編成(基本セット) 4両編成 車番選択式
(増結セット) 4両、2両編成 車番選択式
模型メーカートミックス
製品品番4両基本セット 98560/4両増結セットA 98561/2両増結セットB 98562
発売日2025年 1月
定価98560 23,760円/98561 18,920円/98562 13,200円 (税込)
導入した車両の編成・製品概要

モーターのついた基本セットと 4両、2両の増結セットが用意されているため、さまざまな編成を楽しめます。

12200系 製品の編成

3種類の 12200系車両製品セットの編成はそれぞれ以下の通りです。

品番 98560 4両基本セット

基本セットは菱形パンタグラフを装備する編成です。

難波・京都 ←モ12200サ12120モ12020ク12300→ 奈良・名古屋
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導入した編成

品番 98561 4両増結セット

4両増結セットは下枠交差形のパンタグラフを装備する編成です。

難波・京都 ←モ12200サ12120モ12020ク12300→ 奈良・名古屋
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導入した編成

品番 98562 2両増結セット

2両増結セットは菱形パンタグラフを装備します。

難波・京都 ←モ12200ク12300→ 奈良・名古屋
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導入した編成

伊勢志摩方面、伊勢中川ー賢島間では編成の向きが阪伊特急と名伊特急で異なります。

他の近鉄特急製品とも組み合わせてさまざまな楽しみ方ができます。

車両の入線前整備

入線前の付属品取り付けなどの準備です。

行き先表示

先頭部の行き先表示はパーツを入れ替えることで交換できるようになっています。
初期状態では各セットとも 特急 賢島 がセットされています。

セットごとに付属するパーツは異なり、
基本セットには 特急 大阪難波、特急 名古屋、特急 鳥羽、特急 京都
増結セットA には 特急 大阪上本町、特急 宇治山田、特急 奈良、特急 橿原神宮前
増結セットB には 特急 難波、特急 名古屋特急 奈良特急 京都
がそれぞれ付属しています。増結セットB には赤幕のものが付属します。

基本セットに付属の行き先表示パーツ
増結セット A に付属の行き先表示パーツ
増結セットB に付属の行き先表示パーツ

シールではなく、取り替えにはボディを外す必要があるため、多少手間はかかりますが、編成を組み替えて楽しむ場合にパーツを取り替えられるというメリットがあります。

同じ難波ゆきでも “大阪” を含むものと含まないものがある。
2両増結セットに付属の赤幕の京都ゆき。

貫通扉と貫通幌

先頭車同士を連結している状態を再現するために、増結セットには貫通扉が開いている様子を表現するためのパーツが付属します。

貫通扉と幌パーツを組み合わせた状態。
貫通扉・幌パーツを取り付けた状態。

貫通幌を取り付けた場合は、前照灯も OFF にしておくのが良いです。近鉄では中間に入る先頭車はライトを点灯しません。

床裏にあるスイッチを操作して、中間に入る先頭車のライト類はOFFにしておく。

以下のように 12200系同士はもちろん、他系列とも連結可能です。

グリーンマックス製の 22000系と連結している様子。
12200系同士を連結している様子。

車番の転写

12200系は編成によりベンチレーターやパンタグラフなどさまざま細部の違いがあります。

付属の車番インレタは、セットによりそれぞれ以下のナンバーの編成を選択するようになっています。
基本セット用:12245, 12247
増結セットA用:12235, 12238
増結セットB用:12242, 12254, 12255, 12253

今回はそれぞれ以下のように選択しました。
この車番に合わせて、この後のベンチレーターは選択することになります。

セット両数車番パンタグラフベンチレーター備考
基本セット4両45菱形12145: 大
12345: 小
増結セットA4両38下枠交差型
増結セットB2両54菱形行き先
赤幕
セットごとに選択した車番

2両の 12253編成はパンタグラフが下枠交差型の編成かと思いますので、交換して表現するのもありかもしれません。

ずれないよう慎重に転写します。必要なナンバー部分を切り出し、マスキングテープで位置決めをして転写するようにしています。切り出すのは、関係のない部分が誤って転写されるのを防止するためです。

ずれないよう気をつけて転写する。

ベンチレーターの取り付け

先ほど選択した車番に応じてベンチレーターを選択します。
どの車番がどのベンチレーターかはネットや YouTube の動画などで探して確認していきました。

12238 編成はいずれも小型のベンチレータを使用。
ク12354 は大きいベンチレータを搭載。

12245 編成は先頭車と中間車で使用されているベンチレーターが異なりました。こういった部分を観察して再現するのも楽しい部分です。

後の動画ではサ12145 のベンチレータの向きが反対になっています。以下の写真が正しいようですので、見直しました。

サ12145 は大型のベンチレーターを搭載。
ク12345 は小型のベンチレーターを搭載。

中間部分の TNカプラーへの交換

先頭部は元々 TNカプラーが装備されていますので、中間連結部をすべて TNカプラーに交換します。品番 0336密連形TNカプラーのセットを利用します。

台車のネジを外し、台車を取り外します。

ネジ、集電スプリングをなくさないように気をつける。

カプラー部分をカットします。カットの際にはプラ用のニッパーを使って切断していけば OK です。あまり根っこを切断しようとして破損しないように気をつけます。

カプラーは根っこでカットする必要はない。余裕を持った位置でカットするのが無難。

動力台車も同様にカプラー部分をカットします。
動力台車の方が気をつけてカットしないと分解しかねませんので、カプラー部分のみを慎重にカットします。

台車本体を傷つけないよう気をつける。

中間車同士の連結面が下の写真のように実感的になります。

TNカプラー装備後の中間車同士の連結

室内照明の組み込み

室内灯は 品番 0737室内照明ユニットLCの 6本入りセットを活用すると割安です。余った場合はまた他の車両に使うと良いでしょう。

ボディを取り外して室内灯をセットしていきますが、先頭車に関しては室内照明ユニットの端、一目盛分をカットして長さを調整します。

先頭車に組み込み室内照明ユニットは一目盛分カットする。

動力車に使用する室内照明ユニットはスプリングの先をカットして長さを少し短く調整します。

動力車に取り付ける室内照明ユニットはスプリングを少しカットする。
金属用のニッパーを使うようにします。
室内照明ユニットをボディに取り付けた状態。

走行シーン

2本の動画を作成しています。
1本目は増結4両編成セットを利用した走行シーン、2本目は基本4両と増結2両編成セットを利用した走行シーンです。

オプションなど利用製品

用意されている純正オプションをまとめておきます。

純正オプション

Tomix 品番 0336 密連形TNカプラー(SP・黒・6個入)

Tomix 品番 0733 室内照明ユニットLC(白色LED)(*)

(*) まとめて購入するのに少しお得な 品番 0737 室内照明ユニットLCセット(白色LED・6本入)もオススメです。

さいごに

年末のビスタカーに続いて、12200系の製品化はインパクトがとても大きかったと思います。

グリーンマックスからも製品化されていますが、出来はさすがといったところでしょうか。
バリエーションの多い編成ですが、ベンチレーターの大小、基本セットと増結セットでのパンタグラフの差異、赤幕行き先表示など、なかなか楽しめるのではないかと思います。

すでに実車としては引退してしまい姿を見ることはできませんが、模型では大切に長く楽しめるでのはないかと思います。

皆様の鉄道模型ライフがより良いものに、そしてハッピーなものになりますように!