トミックスの門型架線柱を導入!小加工と標識設置で近鉄っぽさを表現してみました!

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門型架線柱でリアルに近づけてみる

トミックスから発売になった架線柱用複線高圧線トラスを使って、近鉄っぽい路線の雰囲気を再現してみました。

トミックスから待ちに待った架線柱用複線高圧線トラスが発売になりました。
さっそく、組み立てると同時に実際に存在する架線柱に似せるために少し加工してみました。また、近鉄車両をよく走らせるため、架線柱に取り付けられていることの多い標識類も近鉄にあるものを作成して、雰囲気アップに挑戦してみました。

なお、組み立てるためには、発売になった製品と単線架線柱の従来製品が必要になります。

まずはストレートに組み立てみる

なにごともまずはじめは素直に組んでみよう、ということで説明書にある通りに組み立ててみます。

製品のランナー。12個ぶん入っている。

単線架線柱 2線ぶんを利用して複線架線柱を組み立てます。「門型複線架線柱(低)」と「門型複線架線柱(高)」の 2タイプ組み立てられるようになっています。

門型複線架線柱(高) に組み立てる

「門型複線架線柱(高)」を組み立てます。単線架線柱の柱部分のみを利用するため、碍子部分はすべてカットします。

説明書通りに組み立てると以下の右端のような形態の門型架線柱が組み上がります。

なお、碍子パーツは下側に取り付けることも可能です。

碍子の取り付けを下側に変更。

門型複線架線柱(低) に組み立てる

こちらは架線柱の上部碍子部分以外はそのまま利用します。
パーツ (高圧線トラスA) の碍子部分をカットして組み合わせます。
トラス上部の碍子を取り付ければ完成です。今回、この形態のものはレイアウトには設置していません。

なお、ランナーには以下のような利用しないパーツがあります。
このような形状の架線柱はみたことがあまりないように思いますが、右写真のような感じで使う想定もできるのでしょうか?

少し加工してリアル写真に近づけてみた

そのままでも格好よいですが、実際の特定の路線などをイメージすると少し加工する方がらしくなることもあります。
今回は、近鉄線をイメージして雰囲気を似せてみました。

架線柱の加工

今回の発売に備えて、昨年近鉄奈良線で撮影した架線柱の写真です。
これにならって少し加工してみることにしました。

まずは上の写真右側の架線柱。直線部分では上段の高圧トラスがない架線柱と高圧トラスのある二段構えの架線柱が交互に設置されていることが多いようです。高圧トラスがない架線柱の形状を加工して似せてみました。

パーツ「高圧線トラスB」に碍子を取り付け、そこから先上部をカットしています。そして先端部分のみを移植して接着しています。

碍子部分でカットして、先端部分を移植。

次に二段構えの架線柱です。
碍子を下側のトラスに設置しているので、実際の写真左側のように上側は先端部分がトラスから上部に出ていません。
そのため、先端部分を下の写真の奥にある架線柱のようにカットしてあります。

手前の架線柱は上部先端を加工していない状態。奥の架線柱は上部をカットしている。

標識類を取り付けてみる

架線柱には標識類が取り付けられていることが多いようです。
いくつか近鉄線でみられる標識を PC で作成し、プリントして取り付けてみました。

まずは「制限解除」の標識です。
制限速度の設定された分岐などを通過した先にみられます。

「制限解除」の標識を架線柱に取り付け。

制限解除標識の先には編成長に応じた制限速度解除の地点が示されているので、合わせて再現してみました。

サイズが小さいのでみにくいですが、駅手前でみられる「制」の標識です。ここから制動すると良いという目安の位置を示します。

駅停車時の制動場所を示す標識。

次は種別確認の標識です。こちらも駅の手前などでみられます。

種別確認の標識。

次のものは次区間の速度制限標識です。駅の手前に設置されています。
「次区間」の表示がない速度表示のみのものは駅のすぐ先に設置されています。
今回は、駅の先はまだ整備していないため次区間標識のみです。

次区間 制限速度標識。

走行シーン動画

レイアウトに実際に架線柱を設置して車両を走行させている動画です。

さいごに

以前からこの二段構えの門型架線柱は欲しいと思っていましたが、トミックスから発表になり発売を待ち遠しくしていました。
架線柱に取り付けられている様々な標識も合わせて実現してみました。路線の雰囲気がぐんと上がって楽しいです。

ぜひ皆様もお気に入りの路線の沿線を観察して、再現したり近づけてみたりしてみてはいかがでしょうか。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!