TCSセンサーをレイアウトに組み込むために用途や種類を整理

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TCSセンサーをレイアウトに組み込む

作成した信号機を動作させるために必要なセンサーをあらかじめ組み込みます。
本記事では TCS センサーの用途や種類を整理しておきます。

これまでに LED 点灯できるようにした信号機を作ってみた記事を紹介してきましたが、レイアウトに組み込むにあたり列車をトミックスの TCS センサーを活用して検出しようとしています。

架線柱に LED 点灯する信号機を設置する 2つの信号機を設置した場内信号機をつくる

いまだにスタイロフォームむき出しのレイアウトですが、一部はそろそろ風景を作っていきたいなと考えていますが、そのためには電気的な配線を終わらせておかないと後から組み込むのは大変です。ということで TCS センサーをレイアウトの一部分、中央通に通過線のある駅に先に組み込むことにしました。

本記事では TCS センサーの製品としての利用目的や種類を整理しておきたいと思います。

TCS センサーの利用目的

トミックスから発売されている TCS センサーは以下のような製品と組み合わせて利用されます。

  • 自動踏切
    踏切の動作タイミングを車両位置を検出することで決定するためにセンサーを利用する。遮断棒を上げるタイミングもセンサーによる。
  • 自動運転ユニット
    自動運転ユニットで列車位置を検出するためにセンサーを利用する。
  • TNOS
    複数列車の自動運転ができるシステムで、列車位置を検出するためにセンサーを利用する。
  • ホーム用サウンドユニット
    列車位置に応じて駅の列車接近放送を流すなどするために、センサーを利用する。

当方のレイアウトでは、TCSセンサーを Arduino に接続して、信号機の灯火をよりリアルするために利用します。

列車走行に合わせて LED信号機の現示を変更する

取り付け箇所による TCS センサーの種類

TCS センサーはレールに取り付けるタイプとレールそのものがセンサーと一体化されたタイプの2タイプが用意されています。利用箇所によって使い分けが必要なため整理しておきます。

品番製品名価格利用箇所
5558TCSワンタッチ装着センサー(グレー) 1,859レールのフィーダー取付可能箇所。
5559TCSセンサーレールS70(F)(2本セット)5,148木製枕木レールに接続して利用する。他のレールにも接続はできるが見た目が木製枕木。
70mm の直線レールを組み込むスペースが必要。
5567TCSワイドレール・スラブレール用センサー1,848ワイドレールやスラブレール、PC レールに利用。
S140 ワイドPCレールは取り付け箇所をワンタッチで開口できて便利。
そのほかのレールはカッターなどで切り込みに従って開口して取り付ける必要がある。
5568TCSワイドトラムセンサーレールS37-WT-SE(F)(2本セット)4,576ワイドトラムレールに接続して利用する。
5573TCSセンサーPCレールS70-PC(F)(2本セット)5,148PC枕木レールに接続して利用する。他のレールにも接続はできるが見た目が PC枕木。
70mm の直線レールを組み込むスペースが必要。
センサーの種類
ワードカーブレールには開口できる切込みが4箇所あり、必要に応じた位置を決めやすい。
70mm のセンサーレール。センサーとレールが予め一体となているため安定した動作が期待できる。

フィーダー形式のセンサーやワイドレール用のセンサーを利用していますが、特に誤動作などは起きたことがないです。

独自のレイアウトへの活用

信号機のよりリアルな動作のためにセンサーを活用しますが、事前に信号機の位置やそれに応じたセンサー位置の検討が必要になります。

先日発売された最新のレイアウターを活用してみました。
独自のレイアウトをレイアウターに入力したものをプリントし、手書きで信号機位置を書き込んでいきます。
信号機の位置を決めたら、どこを列車が通過したらその信号機の灯火色を変えるかを考えて、センサー位置を決めていきました。

レイアウターで出力したレイアウトに信号機位置を書き込んでセンサー位置を検討する。
停車位置目標の手前を開口する。

思い通りに動作するシステムになるのはまだ時間がかかりそうです。固定レイアウトってはじめに色々考慮しておかないとならないので、なかなか大変ですね。それを楽しんでます。

センサーはたくさん必要になる。コスト的にはなかなかしんどい。
レールを一旦レイアウトから外し、センサーの取り付けや配線のための穴あけをする。

まとめ

TCSセンサーを利用する場面や用意されている製品の種類を整理しました。
独自の用途でなくとも、踏切などで使われる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ストレート区間だけでなくセンサーを取り付けられるのは省スペースレイアウトなどでも利用できるのでありがたいですね。

金属車輪がセンサーを通過することで検出するため、周囲の明るさなどに影響されることなく動作でき、独自のシステムに活用する方もいるのではないでしょうか。ちなみに信号機用のセンサーとしては同様の仕組みを自作しようかと思いましたが、回路はともかく、車輪が通過する接点部分を作るのが難しいと判断し、TCS センサーを使うことにしました(留置している列車検知の仕組みは別途検討中です)。

あるものはうまく活用して実現したいものに近づけていきたいと思います。
そして皆様の鉄道模型ライフの参考になれば幸いです。

それでは皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!