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スロットレスモーターによるポイント転換対策
KATO のスロットレスモータ車が Tomix ポイントを通過する際にポイントが転換してしまう問題への対策として、ポイント側への対策を紹介します。
前回、スロットレスモーター車両を走らせた時に、Tomixポイントが切り替わってしまうことがある問題への対策として、車両側にブリキの板を入れて磁界を遮るという方法を記載しました。
反響も多かったので、今回はポイント側にブリキ板を敷く方法を試したいと思います!
ポイント側に対策すると箇所が多くなる可能性があり、前回記事では未実施です、と記載していましたが、やはりスロットレスモーターの低速性能が落ちてしまったり、モーター音が大きくなったりという点は気になるところです。
そこで、レイアウトもレールを敷いているだけの今のうちに確認しておくことにします。
手元にブリキ板がせっかくあるので、それを活用して試していきます。
KATO より対策品として「増磁シート」も発売されてますが、在庫は一部の販売店でしか入手できなさそうです。
利用するブリキ板は Amazon などで手に入る以下のものです。
通常のハサミでも切り出せますが、金属を切り出すとおそらく徐々にハサミ側が痛むと思いますので、気をつけてください。
以下のような金属にも対応した工作用のハサミをお勧めします。
ブリキ板から以下のように細長く切り出しておけば、ここから複数切り出しやすいです。
なお、ポイントの駆動部分に磁石が利用されているため、この下にブリキ板を敷けば効果が得られます。
下図のようなサイズでブリキ板を切り出せれば OK です。
切り出したブリキ板は特に接着などはしていません。以下のように下に滑り込ませるような感じで利用しています。
ポイントが2、3基であれば良いですが、レイアウト上のすべてのポイントにこの対策をしていくのは大変かと思います。
実際に走らせていてもポイント転換が問題になるのはすべての箇所ではありません。走行する向きによっても発生する/しないがあります。実際に走行させて問題の出るところをピンポイントで対策していくのが良いと考えます。ヤードなど一つずつチェックはなかなか大変ですね。何枚か切り出しておいて、見つけたら敷くようにしていくのが良いかと考えます。
とはいえ、ジオラマの作り込みの際には、後々問題になるケースがあると困るため、各所に敷いていく必要があるかと思います。
所有の KATO 製車両である東京メトロ 18000系と JR E353系を走行させて確認しました。
結果は良好。モーター部分にブリキ板を仕込んでいたものを外してポイントを通過させましたが、ポイントは微動たりしませんでした。
E353系の走行の様子を動画にしました。
車両側のブリキ板を撤去してますので、モーターの音は元に戻り、走行自体もスムーズです。
最後にまとめです。なお、レイアウトの条件や車両によっても差異が出ると思われます。
必ずしも同様の効果が得られない可能性についてはご了承の上、お試しになる場合は自己責任でお願いします。
- Tomix ポイントにブリキ板を敷く対策も有効!
- ポイント側に対策すればスロットレスモーターの走りをそのまま活かせる。
- ポイント側の対策は不要な場合もあるので、チェックが大変で対策箇所が多くなる可能性もあり。
- 車両ごとに対策するかポイントごとに対策するかは手持ちの車両数やレイアウト規模も踏まえて検討を。
前回のモーター車両にブリキ板で磁力を抑える対策は以下の記事もぜひ参照ください。
モーター付車両側に Tomix ポイントの KATO スロットレスモーター対策それでは皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!