Tomix のスターターセット、こうやって選ぶ! 2023年03月

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Tomix のスターターセット選ぶなら 20233

2023年3月時点、Tomix のスターターセットを選ぶならどれが良いか、
自身もはじめはスタータセットで始めたので、現状も踏まえて紹介します。

これから鉄道模型をはじめようという方、以前やっていたけど久々に再開しようという方、スタータセットを購入するにあたって、こう考えて選べば良いと思うポイントを実際の製品も確認しながら紹介します。

どんなセットがある?

スターター向けのセットには、おおきく車両を含むコントローラとレールのセットと、車両を含まないコントローラとレールのセットがあります。

自身の場合は当時製品ですが、JR 211系の4両編成を含む待避線付きの小判型レイアウトのセットでデビューしました。一番お手頃に一式揃えられます。
懐の余裕具合によっては、車両を含まないセットとお好きな車両セットという組み合わせも十分選択肢となります。
基本的にセットはお得ってことですが、価格を抑えるためにセット内容のコントローラを廉価版にしているなどするため、その後も続けることを考えた時にデメリットにもなり得ます。
そのあたりを把握した上で納得して購入したいですよね。そのあたりを本ページではふれていきますので、確認してみてください。

アンディ
アンディ

最初のセットだけでなく、その先も発展させていくことを考えられている方は、マイプラン NR-PC とお好きな車両セットという組み合わせをオススメします!

まずは車両含むセット、その後に車両を含まないセットーマイプランを紹介します。

車両を含むコントローラ、レールのセット

現状発売されている車両を含むセット製品を見ていきたいと思います。
ここでは、まずはコントローラ、レール、車両を含むベーシックセットから取り上げます。

ベーシックセットSD

Tomix のベーシックセット SD は小判型の小さなレイアウトに入門用コントローラと車両のセットで、セットされる車両にバリエーションがあり、いくつかあらかじめ用意されています。新しいセットが発売になることもあります。

本当にまずは試してみたい!って方にはオススメだと思います。発展させたい時には Tomix のレールセットを追加して、レイアウトを拡張することも可能になってます。

そんなお手頃ベーシックセット SD ですが、注意点はコントローラ。容量としては 1000mA と Tomix の一般的な N-1001-CL が 1200mA ですのでそこまで見劣りしないのですが、常点灯機能が省略されています。

常点灯機能とは?

常点灯機能というのは、車両が停止中にもヘッドライトやテールライト、室内灯を点灯させることができる機能です。

レアな新幹線がベーシックセットに!

ドクターイエローを含むベーシックセットSD。これはなかなか粋なことしますね。

ドクターイエローが大好きという方も多いと思います。コントローラやレールは最小限ですので、まずは好きな車両から手にとって始めるためには良いセットだと思います。目の前をレアな新幹線が走り抜けていく光景、想像しただけでもワクワクしますよね!

鉄道模型入門セット

鉄道模型入門セットというベーシックセット SD より少し上位のスタータセットがあります。
セットされる車両が High Grade 仕様となっています。High Grade 仕様は中間連結部により実感的な TN カプラーが装備されています。カプラーについては以下の記事でも取り上げてます。

カプラーを交換して編成を美しく!そして幌もリアルに

正直、鉄道模型始める時から TN カプラーというリアルな連結を味わえるなんて、なんてぜいたくなんだ・・・と個人的には思っちゃいました笑 良いモノを知ることも大切ですよね!という点で、オススメです。車両は自分で選びたい!という方は、マイプランと High Grade な車両セットというのも選択肢です。

入門セットのレイアウトは、ベーシックセット SD と比較すると一回り大きくなっていて、ベーシックセットのレイアウトと組み合わせると複線が作れるようになってます。

ベーシックセットと組み合わせた時のレイアウトプランは?

レールセットを追加することで、レイアウトを発展することが簡単にできるようになっていて、Tomix の以下ページでも説明されています。

鉄道模型入門セットはレイアウトプランに出てくるのとは少し違うレール配置になってます。レールセットD に近いので、鉄道模型入門セットに含まれるレールとレールセットD に含まれる差分レールを単品で補えば同等で考えることができます。
もしくは、島式ホームを追加したい、車両基地を作りたいなど、やりたいことに応じてメーカのプランとは別でオリジナルを考えるのも良いと思います。はじめは、通電のされ方など、考えるのが少し難しいかもですが、レイアウトプランを眺めつつ色々やって覚えるのもオススメです。

鉄道模型ファーストセット

ベーシックセット SD よりもさらに手軽に始められるセットがあります。
鉄道模型ファーストセットは電気機関車と貨車をセットにしたもので、より安価に試すことが出来るようになってます。

レイアウトも小判型と直線の2種類あって好みのモノを選択することが出来ます。
本当に入門中の入門ですね。

コントローラは簡易的なものになってますので、使い続けるには心許ないですので、そこは理解しておく必要があるでしょう。

車両付きセットまとめ

車両付きセットの差異を以下にまとめてみました。
ここでの評価はこの先レイアウトを拡げようと思った時に、拡げやすいかどうかを重要視してます。

ベーシックセット SD鉄道模型入門セット鉄道模型
ファーストセット①
鉄道模型
ファーストセット②
鉄道模型
ファーストセット③
製品例
90183
ベーシックセット SD
923形ドクターイエロー

90089
思い出の寝台特急583系
鉄道模型入門セット

90095
DF200 100形
Nゲージ鉄道模型
ファーストセット

90097
小型ディーゼル機関車
Nゲージ鉄道模型
ファーストセット

90096
電気機関車
Nゲージ鉄道模型
ファーストセット
発売時期
(製品例の場合)
2022/62022/112017/122020/112017/12
レイアウトサイズ
(mm)
560 x 1120634 x 1194560 x 840634 x 914約 74 x 約1200
コントローラ入門用
PU-N600
入門用
PU-N600
簡易
FG-17
簡易
FG-17
簡易
FG-17
定価
(製品例の場合)
¥21,780¥25,190¥11,000¥11,000¥11,000
評価
考慮ポイント常点灯機能なしコントローラ常点灯機能なしコントローラ小容量コントローラ小容量コントローラ小容量コントローラ
車両付きセット比較表

それぞれに付属する車両にどんなものがあるのかなど、発売されている製品の情報は Tomix の以下の製品リストページを確認すると良いです。発売されてから時間の経っているセットは在庫がないケースもありますので、気をつける必要があります。製品ページで△印や▲印のある製品は売られている可能性が高いです。無印はメーカー在庫がないので、もし欲しい製品がネットショップや店頭にある場合は早めに確保することをオススメします。

車両は別で購入するマイプラン

車両セットを別で選び、コントローラとレールのセットを購入する方法もあります。

トータルコストは少しあがりますが、好みの車両をよりリッチなレイアウトで走らせることができます。初期コストをかけられるのであれば、良い選択肢です。

ではどんなプランがあるのか確認していきます。

マイプラン LTⅢ(F)、マイプラン LT-PC(F)

まずはもっともエントリー製品といえるであろう2製品です。

レイアウト的にはベーシックセットSDと同じで、車両は別途お好きなモノを購入しましょうという製品です。コントローラやレイアウトも特筆すべき差異はありません。LTⅢ と LT-PC の差はレールの種類が異なります。Ⅲ は木製枕木を、LT-PC は PC 枕木を模したレールになってます。

木製枕木レールとPC枕木レールの違いは?

見た目が違うので、今後ジオラマを作ろうと考えられている方ではシーンに応じた選択ができます。
ではそれ以外の違いは無いのでしょうか?

レール間には互換性があり、走行目的ではなんら変わりません。相互に接続も出来ます。

PC枕木レールの方が新しい製品であり、取り付けられるフィーダの種類が多かったり、片付ける時にレール(構造上、一部はのぞきます)を重ねる際にばらばらにならないように工夫されていたりと利点があります。

マイプラン NR-PC(F)

ぶっちゃけ一押しです。

一押しの理由は、今後も長く使えるコントローラがセットになっている点、しかもワンハンドル型のコントローラで運転の楽しみもダイヤルによりスピード調整する一般的なコントローラと比べて一段上です。また、レイアウトも島式ホームを配置することを想定されており、駅製品を追加することも簡単です。総じて無駄のないセットと考えられますので、予算との相談にはなると思いますが、もっともオススメな製品です。

マイプランDX-PC(F)

高架や駅のある始めからちょっと贅沢なセットですね。コントローラも Tomix で標準ともいえる常点灯コントローラが付属しています。レイアウトの基本を知るためにも良いセットだと思います。別に車両セットを購入することを考えると、定価で 5万近くいくでしょうから、お財布との相談になるのではないでしょうか。

もうひとつ、このセット(マイプランはどれも同じではありますが)にはワイドレールは含まれません。個人的なイメージですが、高架部分はワイドレールで作る方が複線化する時など実感的です。カーブ部分にカントもつけられます。そこだけ踏まえておけば良いと思います。将来的にレイアウトには複線区間をメインに、単線区間を支線として追加しよう、そこで本セット付属のレールは利用するなど、活用は出来ると思います。

マイプランDT-PC(F)

なんと複線運転ができるセットですね!いきなり2編成走らせたい時には便利なセットかも。ただし気をつけておきたいのは、やはりコントローラでコストを抑えている点。長く使えるセットを選ぶか、まずは複線を試してみたいか。どちらを優先するかによると思います。

車両の付属しないマイプランまとめ

車両が付属しないマイプラン製品を下表にまとめますので、比較に活用ください。いずれのセットも走らせる列車は 4両編成が想定されているサイズです。

マイプランDT-PC(F)マイプラン LTⅢ(F)マイプラン LT-PC(F)マイプラン NR-PC(F)マイプランDX-PC(F)
製品90940
90947
90949
90950
90951
発売時期
(製品例の場合)
2020/112011/72014/102016/112017/7
レイアウトサイズ
(mm)
634 x 1754560 x 1120560 x 1120560 x 1680814 x 2158
編成量数目安〜4〜4〜4〜4〜4
コントローラ入門用
PU-N600
簡易
FG-17
入門用
PU-N600
入門用
PU-N600
ワンハンドル常点灯装備
N-DU101-CL
常点灯
N-1001CL
定価
(製品例の場合)
¥21,340¥7,700¥7,700¥23,320¥32,230
評価
考慮ポイント常点灯機能なし
+小容量
コントローラ
常点灯機能なし
コントローラ
常点灯機能なし
コントローラ
ワイドレールという
選択肢も他にあり
マイプラン セット比較表

スターター向けセットのまとめ

まとめです。

  1. 車両の付属するセットと付属しないセットがある。
  2. 車両の付属するセットはコスト面で有利。ただし、コントローラは常点灯機能がない。
  3. 車両の付属するセットには本当にお試ししたい方向けのファーストセットもある。ただし発展させる時にコントローラは買い替え必要になる(と考えた方が良い)。
  4. トータルでの最もオススメは「マイプラン NR-PC(F)」+お好きな車両セットを購入する。
  5. 付属するコントローラ PU-N600 や FG-17 は買い換えが必要になることを想定しておく。

まずは、鉄道模型の魅力を感じてもらうためにも手にとって試していただきたいと思います!その魅力を感じるのに「マイプラン NR-PC(F)」がベスト。含まれるレールやコントローラも長く使えます。ただし、コスト的なこともあるので、ベーシックセットSD も十分選択肢です。
自身も初めての時は今で言うベーシックセットSD 相当(当時製品はレイアウトは NR-PC(F) 相当でした)から始めました。すぐに色々欲しくなりました笑
予算に合わせてぜひ検討してみてください。

皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!