Tomix レイアウトでおさえておきたい寸法の基本

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Tomix レール・抑えておきたい寸法の基本

レイアウトを考える上で、様々な寸法というのは重要です。複線間隔、レールの長さ、カーブ半径など。
始めに抑えておくべきポイントをまとめます。

思うようなレイアウトを作成する上では基本的なレールの仕様を理解しておく必要があります。メーカー提供のレイアウトプランに従ってある程度発展させるのもよいですが、ヤード、駅回りなど、好きな形でレイアウトするには必要になる基本です。

基本は 140mm

Tomix レールの基本長は 140mm。これはおおよそ 1両の長さが目安になってます。
Nゲージは実物の 150分の 1、つまり Nゲージでの 140mm はリアルの 21m に相当します。
4ドア車両では 20m 程度の車両が多いので、おおよそ 140mm が 1両となるわけです。

長さの基本は 140mm

ストレートレールは 140mm の倍の 280mm を中心に、用途に応じて 140mm やそれより短いレールを使っていくことになります。

駅やヤード等どのくらいの長さが必要かな、と考える時には以下のように、
(編成両数 + 1) x 140 mm
を目安にしてます。4両だと 700mm ですね。
ジャストだと止めるのが難しいですし、分岐部での干渉もあり得ます。したがって、上記の計算式で求めた値以上の長さは撮っておくのが良いと考えます。

編成長の考え方

なお、車両長が短い車両、逆に新幹線のように大型の車両はそのぶん、必要長は長い・短いケースが出てきますのでご注意を。具体的に編成が決まっていれば、車両長を確認しておくと良いと思います。

複線間隔

Tomix レールの複線間隔は 37mm です。ちょっと広く感じます。
この複線間隔、この後のカーブ半径やポイントなど見ていっても、よく考えられていることが分かると思います。昔、それを見て感心したのを覚えてます。レールの組み合わせてかなり柔軟なレイアウトが作れるようになってます。

複線間隔

各複線間隔は以下のように利用します。

複線間隔用途
37mm通常の複線間隔です。基本的には 37mm で複線を構成することとなり、レール類も 37mm を前提に用意されています。
55.5mm駅で島式ホームを設置する場合に利用する複線間隔です。
27.75mmヤードなどで省スペースで留置線を並べたい場合など、通常より狭い複線間隔を活用することができます。

37mm から 55.5mm、あるいはその逆のように、複線間隔は用意されているレールを組み合わせて変更できます。

カーブ半径

レイアウト上のカーブ半径は 280mm 〜 391mm を中心に一部では 539mm という大半径まで用意されています。ポイント部などでは一部これより大きな半径のレールを使用しますが、本線レイアウト部分で利用するのは複線間隔を維持する必要があるため、半径が 37mm 刻みで用意されたレールを利用します。

以前は 243, 280, 317, 354 の4種類が中心でしたが、最近ではより大きな半径のカーブレールにシフトしてきていると感じます。

主なカーブ半径

カント付きのカーブレールは 280mmから 391mm ですのでこれらを中心に使うことになるかと思います。他にも複線カーブレールでは、428mm + 465mm まで用意されていて、新幹線軌道などに見られる複線スラブカーブレールは 502mm + 539mm まで用意されています。

カーブ半径は大きい方が見た目にはよいですが、同時に必要なスペースも大きくなります。一部車両は 243mm のカーブ半径は通過できないこともありますので、280mm と 317mm、あるいは 354mm あたりでの複線を基本に考えるのが良いでしょう。

なお、カーブポイントは半径 280mm と 317mm 間でのみ用意されています。

ポイント、渡り線など

レイアウトにポイントは必要ですね。ポイントも複線間隔を基本に考えて用意されています。

主な複線間隔

PR(L)541-15 というポイントレールは複線間隔 37mm の渡り線や分岐を作るために使う基本的なポイントレールです。
分岐側に S72.5mm を入れることで複線間隔は 55.5mm になります。
通常こういう場合の分岐側のカーブ半径は 541mm となるのですが、ここに 280mm のカーブ半径レール (C280-15) をいれてあげると、複線間隔を 27.75mm とでき、省スペースでヤードを作成したい場合などに活用できます。

直線側と分岐側で長さを揃えるために、S70 や S72.5 というレールを活用します。

まとめ

まとめです。

  1. 直線レールの基本は 140mm で車両一両相当になる
  2. 駅やヤードなどの長さは (編成両数 +1) x 140 が目安になる。
  3. カーブは 280mm, 317mm で複線にするのが基本。
  4. 複線スラブレールでは 502mm, 539mm という大半径のカーブレールもある。
  5. 複線間隔は 37mm。
  6. 島式ホーム設置時の複線間隔は 55.5mm。
  7. ヤードを省スペース化するために複線間隔を 27.75mm にできる。

Tomix には様々なレールが用意されていますが、基本はここで紹介した寸法で用意されています。一部特殊なレールもありますので、長さやサイズを確認しつつ、レイアウト発展に活用していきましょう。

皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!