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ワンハンドルコントローラー N-DU101-CL 試してみた
トミックスのワンハンドルコントローラー N-DU101-CL を導入しましたので紹介します。
子供の頃、常点灯システムが出てくる前に、トミックスのワンハンドルコントローラー DU-1 を利用していましたが、なかなか運転が楽しかったのを覚えています。
今回、現行製品のワンハンドルコントローラー N-DU101-CL を導入しましたので、レビューしていきたいと思います。
2015年発売と少し時間が経ってますが、常点灯対応のワンハンドル式のコントローラーです。
アダプターが別となっていて、コードは外せるようになっています。
コンセント部分の形状には注意が必要です。電源タップで端の位置しか使えないなどの制約がでてきそうです。
最大の特徴でもあるハンドルは上から「非常ブレーキ」「ブレーキ 3段」「惰行」「マスコン 3段」となっています。
ブレーキは 1、2、3 の順に減速度が大きくなります。つまり奥に倒すほど早く減速します。一番奥の非常位置は即停車です。
マスコンは 1、2、3 の順に加速度が大きくなります。つまり手前に倒すほど早く加速します。
ハンドル位置によってコントローラー上のLEDが点灯します。
ディレクションスイッチはひとつ、DC出力コネクタもひとつ用意されています。
アジャスターが搭載されていて、これは常点灯機能用です。停車状態でライト類が点灯しかつ車両が動き出さない程度までアジャスターを回すことで調整します。
DC出力1箇所以外に、TCS出力1箇所、ポイントコントローラーのためのサイドコネクターが用意されています。
出力は 1.2 A あるため、通常のレイアウト、編成であれば十分走行可能な出力です。
出力系統はダイヤル式のコントローラー TCSパワーユニットN-1001-CL と変わらないため、コントローラーの交換を検討される方は、そのまま入れ替えることが可能です。
個人的にコントローラーで気になるのは、低速のスムーズさと加速のリアルさです。
スケールスピードが理想だと思っているので、発進や停止がカクっとするとやっぱり魅力半減だと感じてしまいます。
今回は、グリーンマックスやカトーの車両も合わせて発信の様子を確認した動画を用意しましたので確認してみてください。
いずれも、常点灯アジャスターを調整した上で、マスコンは1段に入れての発進の様子です。
走り出しはグリーンマックス、カトー、トミックスともスムーズですが、加速が早いですね。
マスコンの段数により加速度が変わる仕組みになってますので、加速度用のアジャスターはありません。
もう少し加速度を落とせると個人的的には良かったと思います。ハンドルの操作感はちょっと安っぽい感じがあります。
思い通りの場所に停車させるにはある程度の運転の慣れも必要かと思います。通電状態によっても低速状態での走行が伸びることがあるので、難しいんですよね、結構(笑)
常点灯機能については、グリーンマックスのコアレスモーターでは起動電圧が低く、動き出しが早い分、動き出すのと同時に点灯するようなタイミングになってしまいます。トミックスはもちろん、カトーは問題ありませんでした。
いずれもトミックスは現行の M-13 モーター、カトーはスロットレスモーター搭載車両です。
最後に今回紹介したワンハンドルコントローラーについて、まとめです。
- ダイヤル式のコントローラーよりも実感的な運転ができる。
- 思い通りの運転をするには多少慣れは必要になる。
- グリーンマックスのコアレスモーターでは走り出しはスムーズなものの、常点灯効果は発揮されにくい。
- トミックス、カトー車両は常点灯も機能しており走り出しもスムーズ。
- ハンドルを動かした時の音がちょっと安っぽい。
- 加速度は調整できない。感覚的に走り出しの加速が速く感じる。
個人的には最後の加速度調整ができないところが多少不満にはなりますが、価格から考えると楽しめるのではないでしょうか。
ダイヤル式のコントローラーが基本の鉄道模型ですが、運転を楽しむためにワンハンドルコントローラーという選択肢はありだと思います。少し価格も下がってきているようですので、試す良い機会ではないでしょうか。
みなさまのお役に立てば幸いです。
皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!