ライトがちらつく、点灯しない時の対応

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ライトのトラブルに対応する

ヘッドライト/テールライトのチラつきやつかなくなるといったトラブルはつきもの。
そういったトラブルへの対応について自身の経験より解説します。

鉄道模型のヘッドライトやテールライトがチラつく、点灯しなくなる、といったトラブルはみんな経験してるのではないでしょうか。そういったライト周りのトラブルについて自身の経験より対応方法を整理してみました。

今回はトミックス車両を対象にしていますが、基本的な考え方は他のメーカでも活用できると思いますので参考にしてみてください。

アンディ
アンディ

あくまで自身の方法を紹介しているので、製品によっては適さない場合もあるかもしれません。
製品の説明書は確認して自己責任でお願いします。

メンテに使うもの

ライト周りをメンテにするのに利用しているものです。
実は金属磨きは最近導入したのですが、これは用意しておくことをお勧めします。

クリーナー

各メーカーから発売されているレールクリーナーなどで日頃の清掃や軽い汚れなら対応できると思います。車輪の踏面の掃除に最適です。

金属磨き

古い製品の場合や電気的な接点の汚れがひどい場合は、金属専用の洗浄液を活用するのが効果的です。
先日購入して使ってみましたが本当に綺麗になります。

ヤスリ

基本的には使用しないのが良いと思いますが、集電スプリングの端など、クリーナーや金属磨きで磨けないところは軽くヤスリをかけるのが良いかと思います。

通電チェッカー

電気関係の通電チェックには専用のチェッカーがあるとかなり楽です。メンテの際もどこが電気が通じにくいのかをチェックしてそこに絞って清掃できます。
デジタルマルチテスターがひとつあると重宝します。以下のデジタルマルチテスターを利用していますが、ポイントの通電チェックや今回のようなライトの確認、LED信号機の自作の際など活躍する場面が多いです。

最近の車両の集電方式

トミックスの最近の集電、新集電方式を採用している製品の台車は以下のようなものです。
車輪の内側ではなく、外側の台車との固定部分から集電するようになり、通電不良は起きにくくなったように思います。カトーも確かこの方式だと思います。

赤丸が集電スプリングとの接点になる。
赤丸が車輪との接点。

今回、トミックスの近鉄 30000系のライトが片側先頭車両でつかなくなった為、分解してメンテしてみました。

赤丸部分が車両側の集電板(兼ウエイト)とライトパーツの接点。

ライトパーツ

ライトパーツには車両側のウエイト兼集電板との接点があります。車両によって少し作りは違うと思いますが、ライトのオンオフスイッチが正しく動かないなど引っ掛かりなどが原因で接点不良ということもないとは言えないので動きを確認しておきます。

接点部分は光沢がなくなっているようであれば金属磨きで光沢を取り戻させるのも良いと考えます。

集電板

上で写真に示した赤丸部分に汚れがあると通電不良の原因となります。
車輪との接点部分が汚れやすいように思います。爪楊枝の先を少し潰して、布やティッシュを巻いて金属磨きで清掃すると綺麗になります。

ライトパーツとの接点部分も確認するようにします。

車輪

レールとの接点である踏面から電気を集電するので、汚れがあるとチラつきの原因となります。
スパーク汚れという埃が原因となる汚れはレールクリーナーで除去するのが通常かと思います。なお、水で湿らせた布やティッシュでも大抵の場合は除去できると思います。

集電スプリング

集電スプリングは両端をヤスリで軽く磨いておくくらいしかしたことがありません。

今回は結果的には集電板と車輪の接点部分でした。通電チェッカでチェックしながら作業を進めると効率が少しでもよくできます。

ヘッドライト、行き先表示の点灯確認。
テールライトも点灯OK。

古いタイプの集電方式

以前のトミックス製品では、下の写真のように車輪の内側で集電していました。そこから金属の板を介して集電スプリングを通ってボディのウエイトを兼ねた金属板に電気は流れます。

車輪の内側で集電する古いタイプ。

台車枠、車輪、集電板、スプリングはバラして綺麗にします。

車輪と集電板を分解。

台車枠は通電には影響ないのでここでは省略します。

車輪

レールとの接点である踏面から電気を集電するので、汚れがあるとチラつきの原因となります。
スパーク汚れという埃が原因となる汚れはレールクリーナーで除去するのが通常かと思います。
なお、水で湿らせた布やティッシュでも大抵の場合は除去できると思います。

集電板

集電板は車輪や集電スプリングの接点があり、通電不良の原因となりやすいように思います。
集電板の金属の輝きが失われているようであれば、金属磨きを使って輝きを取り戻させるのが良いと思います。

赤で囲んだ部分が接点となるので綺麗にしておく。

集電スプリング

集電スプリングはなかなか磨くって難しいですね。
両端を軽くヤスリかけする程度しかしたことがありません。

ライトパーツ

ライトパーツは最近の車両同様に集電板との接点を確認し、金属光沢が失われているようであれば金属磨きで綺麗にします。

模型で車齢30年超えの 211系も復活。

上の写真は 30年前のトミックスの 211系です。まだライトは電球です。
ライトは片方の先頭車が全くつかない状態でしたが、ここまで記載してきた清掃で写真のように点灯するようになりました。

さいごに

ライト類のチラつきが綺麗に解消すると気持ちよく鉄道模型を走らせることができます。

レール側、車両側と様々な原因で通線不良を起こすことがあります。
今回は車両側の清掃方法について紹介しましたがいかがでしょうか。

少しでも参考になれば幸いです。
皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!