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レイアウトにおける高さの調整
レイアウトに変化をつけるためには勾配をつけて高さも調整したいですね。
用意された製品だけで作ることもできますが、レイアウトを作る中で高さについて考えることがあったので紹介します。
レイアウトを作っていく中ですべてを自作するのであれば不要ですが、用意された製品と自作の部分を組み合わせていくためには、既製品の高さを理解しておく必要があります。今回、レイアウトを検討していく中で調べたのでまとめておきたいと思います。
KATO 高架駅を Tomix レイアウトで活用しようという記事をあげてました。
レイアウト〜KATO 高架駅をTomixレイアウトで活用 (1)KATO 高架橋に接続するためには Tomix の効果の高さも理解しておく必要があります。重要なのはレール面(ここではレールを配置する時のレール製品下面)の高さですね。
Tomix レールでは、大きく2種類の高架橋脚があります。単線用のものと複線用の橋脚です。
単線用の橋脚の場合、PC 橋脚でいう P10 の高さ (55mm) が標準的な高さとなります。(注:最近はそれ以上にも高くすることもできるようになりました。)
橋脚自体の高さは 55mm ですが、高架橋付きレールを取り付けるためのカップリングや高架橋自体の高さもあり、レール面は 実際に計って確認したところ、64mm となります。
ワイドレールを利用する場合は、単線橋脚ベースを利用して高架橋付きレールと同じカップリングを使って高架化でき、同じ高さになるように作られています。
また、鉄橋などに付属の橋脚類もこの高さにあわせられてます。橋脚の高さに 9mm 加えるとレール面の高さが求められると考えておけば良いです。例えば、2016年に登場した築堤は P4 (25mm) の高さに合わせてつくられているので、レール面は 34mm の高さとなります。
ワイドレールを複線化する場合などに利用するのは複線高架橋脚です。ワイドレールは通常のレールと同じ厚みになってますが、高架化する時にはレール面が同じ 64mm になるように作られています。製品を利用していれば単線高架橋もワイドレールを活用した複線の場合も同じ高さにできるようになってるわけですね。複線橋脚はワイドレールに合わせたカップリングを組み合わせることで利用できます。
レールのバリエーションが増え、高架化する時のカップリングやらスペーサーやらちょっと複雑になっているので、高架化する時はレール製品の説明書などしっかり確認するようにしたいところです。
Tomix 単線・複線の高架と KATO 高架駅の場合の高さの比較です。
上図の通り、Tomix の標準的な高架時のレール面は 64mm に対して、KATO 高架駅の場合は 61mm の高さになります(実寸ですので若干の誤差の可能性あり)。約 3mm の差があるので、KATO 高架駅側に 3mm 程度のコルクシートを引くとか、高架駅に接続する部分で 140mm 以上あけて Tomix の高架橋脚を設置するなどで高さの調整をすると良さそうです。
Tomix 製品、レールの種類や駅含めて、様々な表情を楽しめるように製品ラインナップが充実したと思います。一方で、高架化するときには結構必要となるパーツ、橋脚類は種類があって難しくなってます。今回は、単線レールの高架橋付きレールや複線はワイドレールを使うことを想定して記載しました。それ以外の場合もケースに応じて説明書などを確認するようにしたいところです。
今回、KATO高架駅も活用してレイアウトを作るために高さを確認しておきました。引き続きレイアウト作成を進めていきます。以下は作成中の1シーンです。
KATO 高架駅につながる部分をスタイロフォームを使って高さを調整している段階です。
高低差があったり、立体交差したり、考えるのは楽しいです。また後日紹介していきます。
それでは皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!