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支線建設・スタイロフォームの活用
レイアウトを作成するにあたって既製品を組み合わせて作り込むのもありですが、
特に思い通りの高低差をつけようと思うと地盤自体を自作するのが良いです。
レイアウトを作成するにあたって既製品を組み合わせて作り込むのもありですが、特に思い通りの高低差をつけようと思うと地盤自体を自作するのが良いです。スタイロフォームなどを活用して作成中の様子を紹介します。
レイアウト全体像は前回記事でも挙げていましたが、検討していた支線部分を作成することにしました。
Nゲージジオラマ目指してレイアウト建設!全体像は以下のようなイメージです。サイズ感はアバウトですが、おおよそこんなレイアウトです。
青いラインで示した部分が追加部分です。中央駅の端のホームから分岐し、ぐるっと回って中央駅の下に潜り込みます。
中央駅は平地部分に設置していたため、中央駅の下に潜り込むには中央駅を高くする必要があります。
レイアウトを作成するにあたり、ボード上に 2cm のスタイロフォームを置いてましたので、ここを切り欠くことで 2cm 下に沈められます。スタイロフォーム上に 6cm 程の高さを出すのではなく、切り欠いたのには理由があって、車庫の高さをそのままにしておきたかったことによります。中央駅から車庫に向けて下り勾配をつける必要がありますが、距離もあまり確保できないため、中央駅は少しでも低くしておきたかったのです。今回、中央駅の右側を中心に進めてますので、左側はもう少し検討必要になると考えています。
支線建設にあたって必要となる高さ変更部分をみていきます。
中央駅はレールの底面がボードから 61mm の高さになるように高い位置にあげる必要があります。この 61mm は KATO の高架駅の高さに合わせています。地下ホームは 6両停車可能な長さとし、中央駅の左手は高架駅にするという半高架・半地上な駅にする想定です(見た目自然に見せられるのかは挑戦です笑)。
地下部分は現状の写真ではボード上に直にレールを引いてますが、追ってコルクを敷く予定です。
中央駅は高い位置にきますが、支線駅を地下駅とするため、MDF ボードを使って地盤を造成することにします。地下駅なのですが、手前は塞がずに地下部分を見えるようにしておく予定です。
MDFボードの支えですが、スタイロフォームを切り欠いた部分は丸棒や角棒を切り出して柱としています。スタイロフォームの上に来る部分は下の写真のようにスタイロフォームを切り出して支えをひとまず用意してます。この部分は地中になる想定の部分です。
この MDF 部分は地下駅のメンテナンス時に取り外せるように引き続き検討中です。
今回大変なのはもうひとつ、中央駅につながる線路も高い位置にあげる必要があります。以前は中央通過線途中駅から複線高架橋脚を利用して線路を下ろしていたのですが、高さを維持するようにします。地盤とするところと高架とするところはもう少しツメが必要ですが、地盤とするところはスタイロフォームで作成し、ひとまず高さを確保する部分は 2cm スタイロフォームを重ねて 4cm 厚にして仮の橋脚としてあります。
支線は実は一部車庫の上を通ります。車庫はスタイロフォーム上に設けてますので、支線は中央駅の高さから、さらに Tomix の通常の高架橋の高さ (P10 = 55mm) まで上げる必要があります。上の写真のようにひとまず複線橋脚をおいてそこにのっけて高さを調整中です。このあたりは中央通過線途中駅周辺の道路を元々配置する予定だった部分なので、地形含めて検討中です。
地下駅から出てぐるっと回って中央駅付近を通る配線ですが、中央駅の下に来るため、引き続きスタイロフォームを切り欠いて低い位置にレールを引く必要があります。
レールはカント付きのワイドカーブレールを利用しますので、レールをスタイロフォーム上に配置してレールをガイドにスタイロフォームを切り取っていきます。
まだ途中までしか支線のレールを敷設出来てませんが、やってみるとなかなかにうまくスタイロフォームを切り取れます。レール自体は傷つけないように気をつけて切り出していきます。
支線追加といえども、レイアウトの半分以上、特に高さを調整する必要がでるというなかなか楽しい事態となりました。
大変というより、どうしていこうと考えるのが本当に楽しいですよ。こういうのも模型の楽しさの一つと思います!
リアルな世界で高架化工事とか新線建設がすごく大変なのが分かります。まだ建物も何も建ててない模型ですら大工事ですからね。
今回の工夫をまとめておきます。
- もともとボード上に置いていたスタイロフォームを切り取ることで地下を表現。
- 地形の造成にスタイロフォームを活用。
- スタイロフォームの厚み 20mm は重ねることで 60mm にでき、既成品の高架橋の高さに近づけやすい。
- 仮の高架橋もスタイロフォームで作成。
- MDF ボードを利用してエリアの必要な中央駅地盤を作成。
地形表現にスタイロフォームは有用です。ホームセンターにいくとおおよそ 180cm x 90cm のサイズの物が売られています。事前にお店でカットできるかどうかは確認しておくと良いです。車があれば半分にもカットできれば十分運搬可能です。
車がない場合は配送すると費用が高いと思いますので、車両の貸出しなども確認しておくと良いと思います。運転できない場合は配送をお願いするしかないでしょうか。
20mm 厚のスタイロフォームは千円くらいでホームセンターで購入できると思います。ぜひ活用を検討されてはいかがでしょうか。
なお、MDF ボードは 100均で売られていたモノを活用しています。
引き続き支線建設を進めていきます。中央駅左側もなかなか大変そうですが、建設を進めてまた紹介したいと思います。
それでは皆様の鉄道模型ライフがより楽しくハッピーになりますように!